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学習教材制作サービス 導入事例

株式会社新興出版社啓林館

株式会社新興出版社啓林館は、大阪に本社を置く検定教科書を発行する出版社である。教科書の「啓林館」、書店用学習参考書の「新興出版社」、児童図書の「文研出版」という3つのブランドで、幼児から高校生向けに教材を出版している。
エコーインテックは、2020年より「新興出版社」の学習参考書のDTP組版を行っていることから、同社の小幡さんに、弊社のサービスを導入された背景や効果などについてお伺いした。

株式会社新興出版社啓林館

まなびデザイン部 編集第ニ課 課長

小幡 夏音 様
社名 株式会社新興出版社啓林館
所在地 [本社]
〒543-0052 大阪府大阪市天王寺区大道4-3-25
URL https://www.shinko-keirin.co.jp
事業内容 創業から70年以上の歴史を持つ教育出版のリーディングカンパニー。教科書・教材の「啓林館」、学習参考書の「新興出版社」、児童図書の「文研出版」、この3つのブランドから、子どもたちの未来を創造する教材を出版。企業理念は「知の力が新たな未来を拓く」で、良質な教材の出版・開発に努めている。

導入背景と効果


 

━━まず小幡さんのお仕事内容を教えてください。

当社は教科書を中⼼とした「啓林館」、学習参考書の「新興出版社」、児童書の「⽂研出版」の3つのブランド名で教材を提供している出版社です。私が所属する「まなびデザイン部」では、新興出版社ブランドの幼児〜⾼校⽣に向けた教材の企画・編集・販売をしており、私の課では企画・編集業務を担当しています。

 

━━弊社にお声がけいただいたきっかけを教えてください。

ちょうど私が大阪本社から東京支社に異動してきたタイミングで、東京でも学参の図版制作やDTP組版をお願いできる会社を探したいと考えていました。大阪本社では、在阪のイラストレーターの方々、図版制作会社、組版会社にお世話になることが多くありました。東京に来たので、こちらでも新たな拠点というか、何かしらの繋がりを作りたいなと思いました。それでネットでかなり検索しまして、学参の制作実績のある会社を調べ始めました。学参の場合は、ルールや指定が複雑なので、初めてというより実績のある会社にお願いしたいなと…。エコーインテックさんは、ホームページに学参のご実績や実例が載っていてわかりやすかったので、お問い合わせさせていただきました。

 

━━最初は、中学社会科の教材に使う説明図版を作るご依頼でした。仕上がりはいかがでしたか?

ホームページに載っている実例を拝見して、まず、地図を使った図版の制作を100点程お願いさせていただきました。
実際にできあがった図版を拝見して、エコーインテックさんは「正確なものを描く」といった学参図版特有のご認識をお持ちだなと感じました。その後、グラフやフロー図、新規の書き起こしイラストもお願いさせていただき、心配事が全くない状態で進められたので、助かりました。

 

━━図版制作に続けて、誌面の組版をご依頼いただきました。ご意見をお聞かせください。

図版を作っていただいた後、割とすぐにお願いしたと思います。やはり組版でも、いわゆる学参独特の共通言語をお持ちなので、指定もすぐに理解いただけて、質も全く問題はなかったです。

一番驚いたのは、入稿してから納品のスピードです。これまでは、組み上がりに一定の時間がかかるという認識でしたが、エコーインテックさんは、基本的な組版の作業日数が短く設定されている上に、ページ数によって組み上がり日数も短縮していただけるので、スケジュールの概念自体が多分変わったと思います。

 

━━弊社の制作はオフショアで70名体制で行っていますので、誌面の複雑さにもよりますが、数十ページの入稿であれば、通常、1週間ぐらいで校正をお出ししていますね。

当社特有の事情のよる面もありますが、以前は制作ぺージ数にあまり関係なく、入稿して初校が出るまで何日間、初校に朱を入れて戻すまで何日間と、一律に設けられていたんですね。でも制作物によっては、どうしてもこの枠に当てはまらないものもあって、ちょっとずれると校了までのスケジュールに影響が生じてしまうので、もう少し調整できたらなあと思っていました。

━━組版の作業日数が縮まったことで、小幡さんのお仕事に変化はありましたか?

企画の検討に時間がかけられるようになったっていうのが大きいですね。今までだと、スケジュール優先で「入稿すること」に注力してしまうこともありましたが、企画から原稿作りの時間が長く持てるようになったことで、完全原稿に近い形で入稿できるようになりました。

 

 

━━ 費用面ではいかがでしたか?

今までの制作単価の常識と全然違う、やさしい価格でご提案いただいているので、ありがたいです。スピード感も含めて、エコーインテックさんの組版は、費用対効果がとてもいいと思います。

━━小幡さんが教材作りで大切にされていることは何ですか?

「使いやすくて、わくわくした学びになるもの」を作ることですね。迷ったら「本当に子どもたちのためになるのか」を考えます。自分ではこっちがいいなと思っても、使う子どもの年齢や勉強している姿を思い浮かべて、こっちがいいんじゃないかと考え直します。
教材によっても違いますが、例えば、難易度がやさしい、勉強の苦手な子をメインターゲットした教材は、フォントを柔らかいものにしたり、イラストで多く見せて、文字での理解というより、流れを大事にしようとか。余白の使い方や誌面のメリハリとかも、ターゲットに合わせて作ります。
多分こだわっているところは編集者はみんな同じだと思いますが、「判断基準は、常にユーザー」というところですね。

 

 

━━本日はお忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。


  

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